圧倒的なビジュアルで視覚に訴える肉厚バーガーの世界
ハングリーヘブンwebサイトの概要
ハングリーヘブン公式ウェブサイトは、株式会社GBworksが運営するハンバーガーレストラン「ハングリーヘブン」のブランドコンセプトと商品・店舗情報を伝えています。
基本的にシングルページで構成されており、設計としてはシンプルでコンパクトなのですが、食欲に訴えるような迫力ある視覚表現には強烈なインパクトがあります。
︎1 ターゲット
20代〜40代が中心で、都内および近郊の、グルメ志向かつカジュアルに外食を楽しみたい層が主なターゲットと考えられます。特に「肉」にこだわりのある人や、ボリューム重視、またインパクトのあるビジュアルをSNSでシェアしたい若年層にもフィットする世界観でしょう。
サイトには採用情報も含まれている点から、求職者へのブランドアピールも意識していると考えられます。
2 ファーストビューの印象
ハングリーヘブンウェブサイトのファーストビューは、画面全体に表示される一枚画像で、高さのあるハンバーガーが画面中央に「聳え立つ」大変ダイナミックなものです。バンズの間に挟まれた肉厚なパテが2枚、チーズ、エッグ、トマト、ベーコン、レタス‥‥圧倒されるようなボリュームです。メニュー用の説明的な画像とは一味違い、色づいたバンズの香ばしさや肉肉しいパテの厚み、とろけ落ちるチーズに、瑞々しいトマトやレタス、と、臨場感ある存在感で、見る人の食欲に直接訴えかけてくるようです。
また、バーガー背景の煉瓦の壁からは、レトロなアメリカンダイナーの気配が漂い、店内の雰囲気にも期待が持てます。
この写真だけで店の雰囲気、ブランドとしてのコンセプト、味覚への期待、ボリューム感を伝えてくれる、力強い一枚で、堂々たるイントロダクションとなっています。
3 サイト全体の特徴
ハングリーヘブンのウェブサイトをトップ画像からスクロールしていくと、赤い背景と動画を含むビジュアルが交互に現れる構成です。
画面一面の赤は、「赤身肉」をイメージしてのものでしょうか。背景の色自体に強いメッセージ性と強烈な個性を感じます。対して、白抜きの文字は店の理念や商品との向き合い方などを丁寧で真面目に、時に気持ちを込めて紹介しています。
動画や商品ビジュアルはファーストビューに劣らず臨場感や迫力があり、トップから途切れることなく「ハングリー」の先の天国のような世界に没入させられます。
メニューページ以外はシングルページで構成され、コンテンツ種類も多くはない構造ですが、ジューシーで重量感ある画像の効果か、不思議と充実したボリュームを感じます。
︎ハンバーガーメニューボタン
グローバルナビゲーションはモバイル環境だけでなく、PC環境でも共通してハンバーガーボタンで表示されるようになっています。最近はそのようなサイトも増えてきていますが、さすがハンバーガーレストランのサイトだと納得してしまいました。
4 ユーザーインターフェース
ハングリーヘブンウェブサイトは、基本的にはスクロール主体であり、ボタンやリンクは必要最小限にとどめられています。
グローバルナビゲーションは前述のようにハンバーガーボタンを使用した、シンプルなスライド型のドロワーメニュー形式で、各セクションへはアンカーリンクでスムーズにジャンプできます。情報が縦に整理されているため、迷いなく目的のセクションにアクセスできます。ただ、ジャンプ後にドロワーが自動的に格納される仕様でないのは、私としては若干の不便さを感じました。
特に、レスポンシブ対応についてはモバイルファーストの環境で、表示に問題はありません。
コンテンツのボリュームは抑えられつつも、「こだわり」「メニュー」「店舗情報」など、ユーザーが必要とする基本的情報とアピールポイントはきちんと押さえています。
外部との連携は、Instagramのリンクがグローバルメニュー項目ともなっており、即時的な発信とファンとの繋がりの主となっているようです。
まとめ
ハングリーヘブンの公式ウェブサイトは、圧倒的なビジュアルによる、見る人の「ハングリー」な胃袋への力強いアピールが特徴的です。
一貫したコンセプトのもとにデザインされた「肉推し」のサイトからは、ブランドの力強さや個性がひしひしと伝わってきます。
ビジュアル重視の中にも、必要十分な内容が整理されて掲載されており、来店を検討するユーザーにとって過不足のない情報の提供があります。
ここを訪れた瞬間に食欲と期待が自然と喚起されてしまう、視覚に訴える魅力が詰まった「ハングリーヘブン」な世界観に溢れたサイトでした。