創業140年を超える老舗のプライド
小林桂株式会社
1 小林桂株式会社Webサイト概要
小林桂株式会社は、1883年(明治16年)創業、1944年に株式会社化された神戸に本社を置く老舗の食品商社です。
世界中からスパイス・ハーブ・ナッツ・ドライフルーツ・オリーブオイルなどを直輸入し、なかでもスパイスの輸入量は業界トップクラスです。
小林桂株式会社のウェブサイトは、そうした伝統と信頼、商品の多様性をビジュアルとメッセージで印象づける構成です。
2 サイトのターゲット
小林桂株式会社ウェブサイトではBtoB(企業対企業)サイトとして、商用取引相手を主なターゲットとしています。
食品業界の調達・開発担当者、OEM・製パン・製菓メーカーなど
3 トップページの印象
小林桂株式会社ウェブサイトを訪問してまず迎えられるファーストビューは、大変印象深いものです。
色鮮やかなスパイス、多様な形の瓶に入ったオイル、ワインやチーズといった取り扱い商品を全面に写したメインビジュアルの上に、大きな文字サイズを持った文章が表示されています。
「創業からの長い歴史」「国内トップの地位」をベースにした「信頼」、「変化への対応力」、「食のニーズ」、「安心安全」といったキーワードによる、顧客への「宣言文」といった印象です。
ファーストビューから、企業の実直さ、真摯な商品との向き合い方、プライドといったものがストレートに伝わり、ブランディング意識の高さが窺える導入です。
4 サイトの特徴
小林桂株式会社ウェブサイトは、その長い歴史と実績を、ビジュアルと文字表現でストレートに伝える構成で、その業務への真摯で実直な様子には好感が持てます。
小林桂の強み
「経験と実績」「相互信頼関係」「機動力」の3つを強みとしてあげています。
歴史からくる経験と実績によって、海外サプライヤーとの信頼を築き、時代の変化への対応力によってニーズに応えていく、それは本当に大きな強みであるでしょう。
歴史と実績の見える化
創業1883年、140年以上の実績をトップページからアピールしています。数字で示される歴史と実績には、確かな説得力が生まれます。
また、「スパイスの輸入量は業界No.1の地位」という言葉からは、業界内でのトップリーダーの誇りを感じます。
画像+キーワード
色鮮やかな食材写真に、信頼・品質・伝統の言葉を重ねて表示する事で、視覚と文脈の一致が生まれ、ただ言葉を連ねるよりも、より強く印象付けられる効果を生んでいます。
多様な取り扱い商品の紹介
スパイス、ハーブ、ナッツ、ドライフルーツ、オリーブオイル、薄荷など多彩なラインナップが見られ、特にスパイスに関しては国内トップの自信と誇りが感じられます。
品質管理体制の明示
「神戸スパイスセンター」による品質管理体制、FSSC22000認証取得など、安心感を裏付ける情報が充実しています。
こういった外部に認められた証左の提示は、特にBtoB取引において重要な意味を持つでしょう。
サイトの色彩
メインカラー:黒
サブカラー:薄茶
5 サイトのユーザーインターフェース
小林桂株式会社ウェブサイトは、視覚アピールに訴えながらも、顧客・潜在顧客への信頼感構築へ意識を置いた、堅実なサイトを構築しています。
グローバルナビゲーション
ナビゲーションは多様な情報を構造化して整理し、「HOME」「COMPANY」「SITEMAP」「CONTACT」「ENGLISH」といったシンプルかつ整理されたメインメニュー構成にまとめています。
多言語対応
「ENGLISH」メニューにより、日本語・英語の切り替えが可能で、海外の取引先やグローバルニーズにも配慮されています。
まとめ
小林桂株式会社のウェブサイトは、「経験と実績」「相互信頼関係」「機動力」という三位一体の強みを、静かでありながら、しっかりと伝えています。
トップページの大胆なキャッチの表示には視線が引きつけられ、小林桂という会社のイメージを強烈に刻みつけます。
サイト内には、BtoBマーケティングとして大切な、安心・安定・供給力・品質管理の情報が明示されており、取引企業へ「信頼できるパートナー」という安心感を与えています。
大胆な企業姿勢アピールが、しっかりと説得力を持った実績に裏付けられている点が、非常に印象的でした。