shooting-star きら星にそら猫 | Webサイト100選

012 日本アルプス観光連盟

地元発で世界へ発信する「旅ガイド」

日本アルプス観光連盟

1. 日本アルプス観光連盟Webサイトの概要

日本アルプス観光連盟は、長野県北アルプス麓の6〜8市町村と2企業で構成される観光振興団体です。

日本アルプス観光連盟のウェブサイトでは、地域のモデルコースや市町村ごとの観光スポット情報、交通アクセスなど総合的な情報を詳細に、かつ多言語で発信しています。

 

2. ターゲット

日本アルプス観光連盟Webサイトターゲットは以下の層が想定されます。

  • 国内外の観光客:多言語対応(特に英語・中国語話)展開により、訪日客の誘致に積極的なのが伺えます。
  • 旅行前や旅行中の情報収集者
  • アウトドア・文化・温泉・グルメなどに興味を持つ人々:多彩な魅力を持つ地域のため、様々なニーズに応えられるキャパシティがありそうです。

 

3. ロゴマーク

日本アルプス観光連盟Webサイトは、右上に大きくロゴマークを配置しています。
組織名「日本アルプス観光連盟」と、「JAPAN ALPS AREA TRAVEL GUIDE」という英語タイトルも併記してあります。
中でも「旅ガイド」の文字が大きく何より目立つ配置で、このサイトの役割を明確にしています。シルエット化した稜線パターンや山を現す▲▲が装飾的に用いられ、「ガイド」の濁点さえも▲▲で表現する徹底ぶり。気球のモチーフもあり、ロゴマークだけで魅力と特徴を存分に伝えようという意欲を感じます。

 

4. トップページの印象

日本アルプス観光連盟Webサイトのトップページは、日本アルプスの雄大な風景をスライドで使用し、訪問者を大自然の世界に引き込んでくれます。

背景は淡い色でリラックス感を与えてくれます。山の稜線のシルエットパターンが繰り返し使用されており、サイトイメージを表現しながらリズム感を与えています。

ロゴマークにも使用されている▲▲のモチーフは見出しの装飾にも繰り返され、統一感を出しています。

 

5. 特徴

日本アルプス観光連盟Webサイトは、「旅ガイド」として非常にビジュアル重視です。興味を惹かれた画像のクリックで詳細情報へアクセス出来るので、直感的に行動できます。

Instagramへのリンクも含めて、非常に画像が多く、視覚アピールとしてとても効果的です。一方、サイト表示に時間がかかる事に問題を感じました。

モデルコース掲載

「安曇野–大町エリア」「松本–塩尻–朝日村–山形村エリア」といったエリアごとにモデルルートを分け、ユーザーが目的に合わせて選びやすい構成となっています。

コース紹介はスペースを充分に取り、画像付きで楽しい旅の擬似体験をさせてくれます。

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6. ユーザーインターフェース

日本アルプス観光連盟Webサイトのナビゲーションメニューは、わかりやすく利用者に親切な設計です。また、様々な層へのアプローチの工夫が感じされます。

多言語対応:「JP」「EN」「CN」の言語切替リンクは全ページに配置してあり、グローバル展開を意識した設計。

SNS連携:英語サイトでもYouTube・Facebook・Instagram等のリンクが目立つ位置にあることで、SNS経由での情報誘導と拡散が狙えます 。

お知らせ・新着情報:トップページ下部に配置され、最新イベントやSNSキャンペーンなどが定期更新されており、リピーター獲得へも繋げています。

メニュー

サイトのナビゲーションメニューは、非常に整理されており、利用者は「この視点から調べたい」という目的に従って行動できます。

モデルコース

旅行の擬似体験によって、旅のイメージがつかみやすいです。

地域別に探す

写真とともにキャッチコピーと詳細リンクが表示され、次のステップへスムーズな移動を促しています。主要6エリアと交通事業者にリンクし、地域密着型の情報提供に強みを見せています。

ジャンル別に探す

「観る/遊ぶ/温泉/グルメ・おみやげ/アクセス」に別れ、利用者は目的に合わせてストレートに選択肢出来ます。その先も一覧形式でスポット名が並び、「国宝松本城」など注目コンテンツは写真付きで「魅せてアピール」しています。おみやげも詳細に特産品を紹介し、地元消費の促進に貢献しています。

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まとめ

日本アルプス観光連盟Webサイトは、シンプルで分かりやすいナビゲーションで、ユーザーが迷う事なく使用できる親切なウェブサイト設計だと感じました。情報も詳細で、外部からではなく地元からの発信の強みを感じました。

長野県の観光地は、インバウンド需要が高いという情報はニュース等でも度々目にします。このサイトも多言語対応や視覚情報の発信などで、しっかりとその点に対応していました。

ただ、重いサイトはユーザー離れを起こしやすいので、「情報量、ビジュアル重視」と「レスポンスの速さ」のバランスの難しさを感じました。

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