「伝統」×「体験」×「販売」の情報発信拠点
すみだ江戸切子館ウェブサイトの概要
すみだ江戸切子館は、創業120年を超える伝統工芸「江戸切子」の工房兼ショップで、そのウェブサイトではオンラインストアや体験プログラムも提供しています。
特徴
すみだ江戸切子館のサイトは、店舗の紹介・ECサイト販売ショップでありつつ、墨田区認定の工房として、伝統工芸である江戸切子の職人技の発信や、制作体験による観光促進の一面を持っているのが特徴です。
- ビジュアル重視:工房やガラスのカット模様など、美しい写真が使用され印象的です。職人の技と商品どちらも素晴らしい。
- 情報豊富でありながら整理された構造:お知らせ・体験概要・カタログ・ギフト提案など、セクションが明確で見やすい。
- 信頼感:墨田区認定の安心感。
ターゲット
- 伝統工芸や江戸文化に興味がある観光客(国内外)
- 江戸切子グラスなどの購入検討者(ギフト・コレクター)
- ワークショップ体験や職人の技を学びたい人
オンラインストアと体験予約を強く前面に出すことで、購入・体験両面のユーザーに配慮しています。
また、体験を通じて次世代の職人の育成や、職人の作品の購入に繋げるという意図もあるでしょう。
トップページの印象
すみだ江戸切子館ウェブサイトのトップページは、シンプルながら江戸切子の魅力を効果的に伝えています。
キービジュアルは動画を採用し、「下町」「職人技」「江戸切子の美しさ」を表現しています。
私は、職人による切子模様の削り出しにアップで迫る映像に惹きつけられ、何回もリピートするほど見入ってしまいました。
お知らせや制作体験、商品カタログなどのコンテンツは、言葉少なく余裕を持って配置されており、ビジュアルでのアピールを重視している事が伝わります。
職人技の紹介や体験枠・商品の視覚的な案内があり、サイトの目的が一目で伝わる構成です。
また、江戸切子の伝統的な紋様を思わせるパターンを使った画像がパララックス効果に活用されており、白い背景に奥行きが感じられます。
ロゴタイプについて
すみだ江戸切子館のロゴタイプは、古印体風でデザインされており、伝統工芸を扱うショップらしさをよく表現しています。
ユーザーインターフェース
すみだ江戸切子館ウェブサイトでは、各メニューから直接サブページへジャンプでき、またトップページにも体験・カタログへの導線があり、ページ間移動がスムーズです。
特に体験プログラムはトップページから予約リンクが目立つ配置で、これに力を入れていることが伺えます。
少し以外だったのは、インバウンド需要も高そうなのに多言語表示にはまだ対応が進んでいない点です。
ナビゲーションメニュー
- 商品のカタログ:オンライン購入可能な商品が、グラスカテゴリー毎にされ、見た目に美しい。
- 江戸切子体験:体験の概要や予約方法が明示され、初心者にも分かりやすい。
- 切子館を知る(すみだ江戸切子館とは):歴史、工房の紹介やアクセス情報へ。
- オンラインストア:実店舗に行けないユーザーに購入機会の提供。
まとめ
すみだ江戸切子館ウェブサイトは、「伝統」×「体験」×「販売」を見事に統合しています。
美しいビジュアルは見る人の心を捉え、江戸切子の知識は製品(作品と言うべきでしょうか)と職人への敬意を生んでいます。
ユーザーインターフェースも分かりやすく、オンラインストアや体験予約へのアクセスなど、目的に応じた移動はスムーズでストレスを感じません。
ともすると、伝統=古くさいとなる場合もありますが、洗練されたサイトデザインとビジュアルで、伝統工芸を価値ある地域の財産としているのが見事だと感じました。